【介護職を辞めたい】転職を志望している人がするべき行動4つ

介護職で、転職を志望している人は多いです。
今回は今の職場を辞めたい、あるいは転職したい人へ、日頃から行動できることを4つ紹介します。

・将来、転職を考えているけど、転職先が見つかるか不安
・年齢や能力を考えると、転職できないのではないか
・今の職場を辞めたいけど、どうしよう。

そのように悩んでいる方へ、少しでも前向きに行動できることをお伝えします。

私自身は転職を3回、経験しています。
その中で転職活動を行動に移す前に、日ごろから行動できたことがプラスに働いたことがあります。

・ボジティブにとらえて、転職活動に取り組むことができた
・履歴書や職務経歴書を、スムーズに書くことができた
・スムーズに採用が進み、すぐに転職先が見つかった

このように転職活動を、円滑に前向きに行動することができました。

あくまでも、今すぐではなく、将来に転職先を考えている方にお勧めの方法です。

介護の転職を考えている方にとって、良い転職のためには日ごろからの準備が大切です。
準備をしないで、いきなり辞めてしまうと

・転職活動での履歴書作成や面接が上手くいかない
・なかなか次が見つからない
・自分にとって、間違った転職になってしまう

このような事態になってしまいます。

そうならないために必要な行動とは

• 自分の市場価値を上げておくこと
• 転職する理由をプラスの面で考えておくこと
• 転職するタイミングをしっかりと見極めること
• 次の転職先をどのような場所にするかを考えること

転職を考えている人は、今日からでも行動や考え方を変えて、来たるべき日に備えましょう！
準備しておくことで、これからの転職がより良いものになることを願ってます。

１．常に自分の市場価値を上げる行動をしておく

自分自身の市場価値は転職するとき、必ず大事になってくることです。
市場価値が低ければ転職先が見つからなかったり、人手がない変なところへ転職することになります。

その結果

・採用時の待遇に、差がでてしまう
・転職しても、また苦しい思いをして働くことになる
・転職しても、すぐに辞めることなる

特に、未経験や無資格の状態では、採用時の待遇に差が出てきます。
そのために日々、自分のために勉強をしたり、プラスになる経験を進んで引き受けたりすることです。
自分自身の市場価値を上げることを考えて、日ごろから行動しましょう。

要は日ごろからマジメに仕事をしましょうとも言えます。
これから日々、行動できることを挙げていきます。

市場価値を決める要素

まずは、市場価値を決める要素です。

いくら自己主張しても、何が、どれくらいのレベルで、できるのか？
そして、それを証明するものが必要です。

スキル

介護という仕事は専門職であるため、スキルの高さは求められて当然です。
介護業界では人員不足はもとより人材不足であり、スキルの高い即戦力はとても重宝されます。

介護に必要なスキルとして

・コミュケーション能力
・介助技術
・医療分野の知識

この人、スキルが高いと思ったら、その人について仕事をするとより効果的です。
積極的に勉強して、日ごろからスキルアップを心掛けましょう。

資格

介護・医療分野での資格を持っているかどうかは、市場価値を大きく左右します。
それは施設を運営するための、人員基準に大きく関わってくるからです。

例えばデイサービスでは、生活相談員の配置が義務付けられています。
そして生活相談員に必要な資格は、自治体によって微妙な違いはありますが以下になります。

・社会福祉主事任用資格
・社会福祉士
・精神保健福祉士

※自治体によっては介護福祉士やケアマネの資格も相談員の資格要件として認められています。

このように施設運営に関わってくる資格は、介護施設での市場価値に関わってきます。

介護資格ででは未経験でも取得できる資格から、数年の経験が必要な資格があります。
自分自身のスキルアップや市場価値を上げるために、取得できる資格から挑戦してみましょう。
オーソドックスな資格としては、実務経験3年で取得できる介護福祉士が良い例です。

経験

介護職における経験は大事です。
例えば夜勤や送迎など、様々な業種を経験してきたことは、転職の時には大きな強みになります。
他の職員が避けている仕事や、貴重な経験を得られる機会があったら積極的に経験を積みましょう。

・デイサービスでの、送迎の経験
・ケアマネジャーの、実務経験
・入居施設での、夜勤や看取りの経験

介護業界は人材不足といわれています。（今は他の業界もそうですが・・。）
そんな時に、即戦力となる人は育成に時間や費用があまりかからずに済みます。

色々な経験をして、仕事を一から教えなくても良い人は、市場価値が高いといえます。

実績

実績とは、これまでの成功体験です。
介護業界では難しいですが、はっきりとした数字や実績で表せるとなお良いです。

例えば

・スタッフの育成にこれまで何人、関わってきたのか
・業務の効率化により、残業時間を何時間、減らせたのか
・新規事業の立ち上げに、関わってきた経験

ある程度、数字で表現できる実績があると自分の能力を伝えやすくなります。

改めて自分が担当している仕事に向き合って、どの程度の実績を積めるのか明確にしましょう。
そしてそれを目標に、積極的に仕事に向き合うことで実績を積み上げていくと良いです。

例え職場で評価されなくても、転職するときのアピールポイントになり得ることと捉えて実績を積みましょう。

２．転職する理由をプラスの面で考えておくこと

なぜ転職したいのかを消極的な理由ではなく、ポジティブな理由で捉えましょう。
転職サイトでは転職理由のほとんどが、ネガティブな理由であることが挙がっています。

介護職の転職理由

１位　職場の人間関係が悪かった
２位　給与が低かった
３位　仕事内容への不満があった
４位　労働条件がわるかった
５位　上司と馬が合わなかった

引用元：レバウェル介護　介護職の転職理由をランキングで解説！転職の原因を面接で話すときの例文も

面接のときに転職理由を聞かれます。
そして、ネガティブな理由をしゃべってしまうと愚痴になります。
それは転職活動に、悪い影響として出てきます。

・面接時に悪い印象を、もたせてしまう
・少しでも不満があると、すぐにやめるのではないかと受け取られる
・採用しても、周囲に悪い影響を与えてしまうと危惧される

また、ネガティブな理由だけで転職することは、あなた自身にとっても良い転職にはなりません。
なぜなら、どこの職場でも何かしらの悩みや不満はでてきます。
それに対して、職場のせいにするだけでは何も変わりませんし、同じことの繰り返しになります。

環境を変えることをプラスにして、あなた自身を成長させたり変えるきっかけとしましょう。
そのためには、転職したい理由をマイナスだけではなく、プラスの面で考えておくことです。

ポジティブな転職理由の例

• 自分自身のステップアップのため
• 自分の価値観にあった業種を選ぶため
• 自分の生活環境にあった業種へ転職したいから

転職をプラスの面で考えることは、単に面接での印象をよくすることだけではありません。
転職をプラスに捉えることで、今後の働き方や仕事に対する考え方を、変えるきっかけにもなります。

せっかくの転職を考えているならば、環境だけではなく自分自身も変えて、大きなプラスにしましょう。

３．転職するタイミングをしっかりと見極めること

どんなにつらくても腹が立つことがあっても、タイミングをしっかりと見極めて転職しましょう。
職場の人や会社ともめたことで、感情に任せて辞めることはあなた自身にとってマイナスになります。
ましてバックレるような行為には、デメリットの方が大きいです。

仕事を飛んだ場合の主なデメリット

以下のように、仕事を飛ぶと多くのデメリットがあります。
特に無断欠勤あつかいにされると、場合によっては懲戒解雇処分にもなりえます。

1. 会社から何度も連絡が来る
2. 会社の人が家に来る
3. 会社から親へ連絡される
4. 退職金がもらえない
5. 退職に関する書類が受け取れない
6. 転職活動に悪影響が出る

引用元：マイチョイス編集部【危険】仕事を飛ぶとどうなる？バックレた場合のデメリットを解説

転職のタイミングを判断する要素

• 実務経験を得たり、資格を取ったりしたとき
• 2月～３月など、求人が多くでるとき
• ある程度の貯金ができ、腰を据えて転職活動ができるとき

例えば介護の資格では実務経験が必要な資格があります。
転職してから資格を取ろうとすると、以前の職場に証明書の発行を依頼することになります。

けっこう気まずいですよね。(気にしない人はいいですが)

また、辞めることだけを優先してしまったとします。
転職先が決まっていなかったり、何をしたいかがわからないままですよね。

次の仕事が決まらなければ、不安になったり収入が０になると生活が逼迫してくることもあります。
そのような状況での転職では、あせって妥協してしまった結果として失敗してしまいます。

きちんと計画を立てて、どのようなタイミングで辞めるのかをしっかりと考えておきましょう。

タイミングに関係なく、すぐに退職するべき時もある

しかしながら、今すぐにでも辞めてしまうべき状況もあります。
それは自分自身が潰れてしまいそうな時です。

・人間関係のストレスが限界にあり、体調に異変がある。
・体調に異変があるにも関わらず、出勤を強要される。
・残業時間が多く、無気力になっている。
・明らかな違法行為があり、それを強要されている。

つまり、極端に職場環境が悪く、精神的にも肉体的にも限界を感じている場合です。

そんな時はタイミングなんて言ってられません。
下手すれば自身の命にも関りかねない状況なので、すぐに退職しましょう。
しかしこのような場合、大抵のブラックな職場では強烈な引き留めや引き延ばしに会います。

退職の要求が通らない場合は、退職代行という手もあります。
きちんと弁護士を通して「交渉」ができる業者を利用して、正式に退職しましょう。

正式な退職をしなかった場合、それをいいことに懲戒免職にされてしまうこともあります。
どんなに汚いブラックな相手でも、正式な手順を踏んで退職しましょう。

４．次の転職先をどのような場所にするかを考えること

次に働く場所をどのような施設にしたいかを考えておきます。
介護業界といっても、施設型や通所型、訪問型など多岐にわたります。
せっかくの転職ですから、広い視野で考えておきましょう。

特に自宅へ訪問する形態か、施設なのかの違いにより向き不向きがあったりします。
これまでの経験なども踏まえて、どんな働き方をしたいのかを考えてみましょう。

転職先を決める要素

• 給料
• 仕事内容（施設型、通所型、訪問型）職種（介護職員、ケアマネジャー、施設管理者）
• 勤務時間や休日(夜勤の有無、シフト制か土日休みか）
• 福利厚生
• 法人や企業の経営方針

理想とする全ての条件が自分に合っている職場はまずないので、どの条件にウェイトを置くかをはっきりさせます。
その中でいくつかの候補を挙げていくと、良い転職先が見つかります。
候補を挙げていく際の判断材料として、いくつかの条件を挙げてから何を優先していくのかを決めていきましょう。

具体的な転職先を決めるためにできる行動

• 転職サイトなどで、常に求人をチェックしておくこと
• 興味のある所があったら、見学してみる。
• 他業種に務めている職員に、職場環境を聞いてみる

特に転職サイトへの登録は、自分に合った求人を見つけるためには良い方法です。
単に求人の情報を得られるだけではなく、自分自身がこれからどう働きたいのかを見直すきっかけにもなります。
少しでも興味があったら積極的に見学したり、知り合いがいるのであれば実際にどんな職場なのかを聞いてみて情報収集しましょう。

５．まとめ

転職のためにできる行動を4つ挙げていきました。

• 自分の市場価値を上げておくこと
• 転職する理由をプラスの面で考えておくこと
• 転職するタイミングをしっかりと見極めること
• 次の転職先をどのような場所にするかを考えること

これらを日ごろから行っていくことが大切です。
もう辞めたい、転職したいと思っていたけど来月には転職したいと思ってから行動したときには、上手くいかないことが多々あります。

将来、成功するためには転職するその日に備えて、しっかりと準備をしておきましょう。